ルル師のRPプレイ日記=俺の屍を越えてゆけ編(PSP版)=
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近代ゲームの語り部です。 PSソフト"俺屍"ブログ、リセット禁止でやってました。11/11/24より、PSP版俺屍プレイ日記始めました。今度は5年もかからなければいいな、と思います。
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2005年 10月 19日 ( 1 )
1023年 1月

<元旦の壬生川家>
 
伽「1年の計は元旦にあり!
 久々に家族勢揃いした居間で、伽子がちゃぶ台を叩く
力「俺は修行がしたいのだが……」
 無理矢理引っ張られてきた力斗が、下座に座る
伽「というわけで、今年の計画表を作ってきましたあたし、控えおろう!
英「伽ちゃんが作ってきたのか……w」
伽「うむ」
 重々しくうなずく伽子の持っている計画表を、翠がちらと見て、
翠「……酷い」
 ため息と共につぶやいた
伽「えー! これが最高のプランだって、あたしの槍もつくづく言ってたもの!」
英「いや今の発言ちょっとおかしいから、ほら、どれどれw」
 英雄が横から、伽子の考えた最良の計画というのを覗いてみる

 一月 鳥居千万宮討伐 完全制覇 ワーイ!
 二月 九重楼討伐 もちろん完全制覇 ヨッシャー!
 三月 相翼院討伐 当然完全制覇 キター!
 四月 何とかかんとか墓討伐 華麗に完全制覇 あと少しー!
 五月 勢いに乗って忘我流水道と紅蓮の祠を一挙に制覇 真名姫なんて怖くないー!
 六月 ついに残る白骨城に攻め入る!
     お父さんの仇を見事に討ち、怒って泣きながら挑みかかってきた朱点童子を、
     ものの見事にスコーンと撃破、世界は救われる、完
 
 最後のページには、へたくそな絵まで書かれていた
英「これが計画表かぁ……w」
 さすがにフォローの言葉が出ない英雄だった
翠「まぁ痴れ言は良いとしまして」
 そこで翠が、伽子の描いた計画表をビリビリにちぎる
伽「ギャー、ちょっと何するのミドりん!」
翠「こんな意味の無いものは、お部屋の掛け軸の裏にでも書いてなさい、それにゲームをやってない人が、一ヶ月に二箇所も出陣できるのか!と勘違いするかもしれませんし」
 後半よく分からないことを言う香家の天才
伽「あの計画表どおりに事を進めないと、あたしの寿命が!」
英「あー……そっかぁ」
 伽子は今月で1才と1ヶ月となり、余生はもう、三割ほどしか残っていない
伽「あたしだって、朱点倒したいしぃー!」
英「じゃあほら、このお盆を朱点童子だと思って、ハハ」
 英雄が差し出した漆塗りの丸盆を伽子が受け取り、せんべいでも割るようにパリと折る
伽「朱点撃破」
英「……おめでとう」
伽「おめでたいことがあるかー!
 半円のお盆を英雄に手裏剣のように投げつける
 英雄が避けてその後ろにいた力斗にお盆がぶち当たり、そのまま息子が気絶するが、誰も特には気にしない
翠「伽子さんが朱点童子を倒したいかどうかは、この際問題じゃないわ」
 肩を竦めて、翠は伽子を眺める
翠「天才のわたくしが思うに、少しずつ奉納点を稼ぎながら、多少なりとも上位の神と交神し、一家を徐々に強めていくべきでしょう」
伽「まどろっこしい!」
翠「思い上がらないで」
 真っ向から意見が対立するふたりの少女
翠「伽子さんがどれだけ強くても、まだわたくしと英雄さん二人がかりにも、敵わないでしょう」
英「何でボクが入っているの!?w
 そそくさと障子に手をかけていた英雄が、思わず振り返った
伽「うーん……ひーくんがいたら、難しいかも」
英「いややらないよボクは!?w」
 眉間にシワを寄せて見つめてくる伽子に、思いっきり首を降る英雄
翠「確かに伽子さんは、矛としての力も、術力も当家で今もっとも優れてます、それは認めますわ、でもそれだけでは鬼を打ち破れません」
伽「じゃああと何が必要なのさー!」
翠「補助術です」
 翠がキッパリと言い切った
翠「力強く、足が速くても、所詮わたくしたちは人間、鬼には太刀打ちできません、武装で補っても、まだ足りません」
英「そこで、補助術、というわけだね」
 仕方ないので元の席に戻った英雄が、うんうんとうなずく
翠「かつて、第一朱点童子を討伐した時の記録にも、<武人>と<防人>が多く出典してます、つまりこの天才に言わせれば」
 いちいち一言多い翠に、伽子が口を開く
伽「つまり……壬生川家は、この代、討伐よりも術集めに専念?」
翠「………………そうです、チッ
英「何で舌打ちするの翠ちゃん!w」
 それでもまだ伽子は微妙な顔をする
伽「でも何だか、ちょっと、地味ぃ……?」
翠「別に、おひとりで各拠点を制圧しに行きたいならどうぞ、止めませんわよ……その間、わたくしたちは宝探しに参りますから」
伽「宝探し!? 楽しそう!
 火が点いたように明るくなった顔に、翠がため息をつく
翠「……バカとハサミは使いよう、かしらね」
 一転して宝探しー宝探しーと、はしゃぐ伽子に、翠はそう漏らした
 

<出陣・相翼院>

力「初陣だぜー!
 燃えてきたー、と猛る力斗の前に、水の上に建てられた通路が延びている
翠「何でもここには、クリアに必須と言われている巻物が封じられているとか言われてまして」
 濡れないように大事に大筒を抱えながら、翠が解説する
翠「年度を明けて復活した歓喜の舞を討伐しながら、その巻物を探しに行きましょう」
伽「宝探しだね!
翠「……そうね」
 やかましい伽子に、翠は半笑いを浮かべる
英「っていうか、力斗くんは初陣なんだから、後ろにいなよ」
力「うっせー、女が前で戦ってるってのに、俺だけ後ろにいれっかよ!」
 ぶんぶんと刀を振り回しながら、果敢に尻子玉大将たちに斬りかかってゆく
伽「気合入ってるねリキ! でも後ろにいた方が良いと思うよw」
力「へっ、鬼なんて怖くねーもん」
 初陣とは思えない思い切りの良さで、鬼を切り裂く力斗がそう言って胸を張る
伽「いやそうじゃなくて」
 その瞬間横に飛びのいた伽子の、先ほどまで立っていた場所――つまり今力斗がいる位置に、雨のような弾丸が降り注いだ
力「ぐはぁ!」
翠「チッ
 翠の放った二寸機銃火の散弾が、まともに力斗の全身を殴打する
力「て、てめぇどこ見て撃ってやがるんだこのアマ!」 
 自らに<泉源氏>を唱えつつ、威勢良く怒鳴る力斗に、翠は涼しげに応えた
翠「……伽子さんを狙って」
伽「狙われてたのあたし!?w
力「て、てめぇこのブス……!」
 思わず刀を抜く力斗の背中を、英雄がひょいと持ち上げた
英「ハハ、ダメだね、女の子に暴言なんて吐いちゃ」
 ニコニコと笑いながら、ぽーんと力斗を川に投げ捨てる
翠「英雄さん、意外と力持ちですね」
英「女の子を守るときには、特にね」
 手すりに寄りかかって談笑する翠と英雄の前に、力斗が死に物狂いで川の中もがく
力「ギャー、死ぬ、てめ、うおおおお今足に何か噛み付いたぞ!? 引きずり込まれるぅぅぅぅぅ!」
 必死な力斗を眺めながら、口元に手を当てて上品に笑う英雄と翠
伽「ちょ、何笑っているの、今助けるからね!w」
 伽子が手を伸ばして槍で力斗をすくおうとするが、その間にも力斗はどんどん沈んでいく
伽「あああwリキぃぃぃぃぃ!w」

 こうして力斗は初陣にして、(家族の手によって)生死の境をさまようこととなった

 その後一家はキサの庭で歓喜の舞を打倒し、天女の小宮に進んだが、肝心の巻物を手に入れることはできなかった
 そして、力斗の越えるべき目標第一に、英雄の名前が刻まれた刻まれなかったとか
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by RuLushi | 2005-10-19 00:40