ルル師のRPプレイ日記=俺の屍を越えてゆけ編(PSP版)=
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近代ゲームの語り部です。 PSソフト"俺屍"ブログ、リセット禁止でやってました。11/11/24より、PSP版俺屍プレイ日記始めました。今度は5年もかからなければいいな、と思います。
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2005年 08月 05日 ( 1 )
1020年 3月前編

イ「幸四郎様! これからはもう少し慎重に行動されますよう、イツ花からのお願いです!」
 イツ花が目を吊り上げて、幾度となく繰り返したお小言を再度放つ
幸「いやーうん、ツメが甘かったみたいだな僕、ごめんねイツ花」
 桜のつぼみが膨らみだす頃、布団に寝転んで、幸四郎が微笑んだ
 その爽やかな笑顔に、イツ花ですらつい怒気を弱めてしまう、まるで年上キラー幸四郎
イ「もう、幸四郎様ってば……あまり家の皆さんにも心配かけないでくださいネ」
幸「何だか僕、常勝無敗にはほど遠いよねぇ」
 あははーと笑う
幸「あれ、そういえば、家がずいぶん静かなような」
 いつもなら、のの香に苛められた佐和の悲鳴や、巻絵を叱る臥者丸の怒声が、聞こえてくるものだが……
 きょろきょろと見回す幸四郎に、イツ花が沈うつな表情で続ける
イ「それが――」
 
 臥蛇丸とのの香が、京の都で流行っている病にかかったと聞いた
 
 臥蛇丸1才7ヶ月、のの香1才6ヶ月の春だった


<巻絵の元服>

臥「いやぁ、申し訳ないな、寝込んだままで」
 寝巻きのまま、薄く笑う
 臥蛇丸の部屋には布団が一枚があり、巻絵はその近くに正座していた
巻「お父しゃん、わたし、きょうで元服致しました(`・ω・´)」
臥「うむ、おまえの晴れ姿、もっとよく見せてくれ、ああ、でも近寄るとマズイのか」
 口元を押さえる臥蛇丸
巻「ううん、イツ花さんが、健康的な人ならうつることはないって言ってましたから、平気でしゅ」
臥「おまえのその子供っぽい言葉遣いも、そろそろ直した方が良いなw」
 笑いながら、巻絵の頭を撫でる臥蛇丸
巻「(´・ω・`)」
臥「早いところ、泉源氏より上位の治癒の術を覚えて、一家の皆を守ってやれよ」
巻「はぃ(´・ω・`)」
臥「……何だか少し疲れてきたな、ちょっと寝かせてもらうぞ」
 そう言って、心配そうな巻絵が見守る中、臥蛇丸は再び眠りについた


<のの香の部屋にて>

佐「ネーネー、お母さんまだ良くならないのー?」
 布団にかぶりついて、口を尖らせる佐和
の「そうねぇ、今年の風邪はちょっとしつこいねぇ」
 横になったままで、うふふと笑う
の「それよりさーちゃん、ちゃんときょうのお稽古は済んだの~?」
佐「もう! しっかりしているってばっ、いつまでも子供扱いシテー!」
 もう6ヶ月なんだから、とぷんすかと頬を膨らませる
の「そっかぁ~、もうオトナなのねさーちゃん、うふ」
佐「う、何かソレ、お母さんが言うとアヤシイ
 目をそらして、お盆の上にあるお茶を一口含む
の「好きな人でもできた?」
 噴き出す
の「あらあら、確かにこうちゃんは良いオトコだけど、ああでも叔父だから結婚はできないのかぁ」
 現代社会の法律が混ざってきている
の「は、なるほどそうか、初子ちゃんの方か」
佐「何が!?
の「佐和の想い人? しかも従妹だから結婚可」
佐「色々間違っているから!
 あんなに可愛いのに、と漏らすのの香の前で、佐和が慌てて話題を変える
佐「そうだ夏海サン、何か猛烈に夏海お母さんのお話が聞きたいナー!」
の「なぁに急にw」
佐「イイカラ!」
 そうねぇ、とのの香は布団から身を起こす
 心配そうな顔をする佐和に、きょうは具合が良いからwと笑顔で応える 
の「夏海お母さんは、とってもステキだったわねぇ……」
 ぽぅとした瞳で、どこかあらぬ方向を見つめる
 そういう関係だったのだろうカ、と少し疑ってしまう佐和
の「玄輝おじいちゃんの亡くなったあとも、灯の消えたような壬生川家を、ひとりでずっと支えてきたのよ、夏海ママは」
佐「幸四郎オジサンより強かったって、本当?」
の「うん、当時は臥者丸お兄ちゃんも、夏海ママには歯が立たなかったんだからね」
 美化120%の笑顔で思い出されているようだ
の「そんな夏海ママの娘でもあるんだからね、佐和」
 ぽんと頭に手を置く
佐「でも臥者丸オジサンが言うには、ウチは夏海お母サン似だって」
の「うん、そうなるように教育したから
佐「そうナノ!?
 今明かされる、佐和への教育方針
の「だって格好良かったんだもの夏海ママ……(顔はあんまり似なかったけど
佐「何かスッゴイ失礼なことを思われた気がする」
 お母さんは、ふふ、と笑ってごまかす
の「さ、そろそろ出陣の時間ね」
佐「エー、もうー?」
の「何だか最近甘えん坊じゃないw」
佐「違うし!
の「続きのお話は、帰ってきてからね」
佐「……ハーィ、今月もめいいっぱい戦ってキマース」
 名残惜しそうに、そう言って佐和はお部屋を出てゆく


<出陣>

巻「今回の出撃隊は、わたし、佐和しゃん、それに初陣の初子しゃんでしゅね」
初「よろしくお願いしますー♪」
 えへと微笑む、初子
佐「三人娘ダっ
幸「お兄ちゃんとお姉ちゃんはご病気だし、僕も大怪我で、申し訳ないね」
巻「隊長の任、引き受けたでしゅ(`・ω・´)」
 巻絵がきりっと眉をあげる
幸「初子は初めての戦なんだから、あんまり無理しないようにね」
初「お父さまみたいにならないようにしますね♪」
幸「このw」
 じゃれあう幸四郎と初子を、何となく羨ましそうに眺める佐和
巻「それじゃ、行ってきますでしゅ(`・ω・´)」
 マイペースな巻絵が携帯袋を担いで、先頭を歩く
幸「それじゃ、がんばってねー」
佐「ハーィ」
初「はーい♪」
 
 三人はこうして、相翼院へと進撃するのであった
 
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by RuLushi | 2005-08-05 01:57