ルル師のRPプレイ日記=俺の屍を越えてゆけ編(PSP版)=
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近代ゲームの語り部です。 PSソフト"俺屍"ブログ、リセット禁止でやってました。11/11/24より、PSP版俺屍プレイ日記始めました。今度は5年もかからなければいいな、と思います。
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1019年 3月

 皆の前で幸四郎は、第二代目当主を襲名した
「まだまだ未熟ですけど、僕、お父さんを越える立派な当主になります!」

 玄輝が亡くなって、数日ほど泣きじゃくって過ごした幸四郎も、
 その日にはもう屋敷に来た時のような、明るい笑顔を取り戻していた

臥「はぁ……」
 一方、
臥「お父様が亡くなって……いつの間にか最年長が僕か」
 もう自分のことを僕だなんて言わない方が良いのかもしれないな、とも思った
臥「そして、予定通り二代目当主は幸四郎……」
 雪も溶けてきたというのに、心は大雪山だ、遭難が相次ぎそうだ
夏「何ウジウジしているのよ!」
 襖を蹴り倒して入ってきたのは、玄輝が亡くなって以来人一倍凶暴になった妹だ
 倒れた襖が、臥蛇丸の頭を突き破って、何だか襖から生えた竹の子のようになる
臥「ちょ、何するんだいきなり夏海!」
夏「てぃ!
 鞘で臥蛇丸の頭を強打する
臥「――おぁぁあぁぁ
 転げまわる臥蛇丸の前で、夏海は偉そうに腕組みをする
夏「あのね、お父上が亡くなったから何よ、私たちには足踏みしている時間はないんだからね!?」
臥「うっく……そ、それは分かってるけれど、現当主があれじゃ、まだ何も出来ないじゃないか!」
 まだ幸四郎は生後1ヶ月、戦場に出れる年ではない
夏「じゃあ、私たち三人で戦いに出れば良いじゃない」
臥「三人で、か……」
 確かに夏海は玄輝の筋を継いで、良い剣士になった
 自分たちを今引っ張っていくのは、夏海のような積極さかもしれない
夏「ていうか、今すぐ行くわよ!?」
 積極的すぎ
臥「ちょ、ちょっと待ってくれよ、まだ、支度が……!」
 夏海は猫を捕まえるように、臥蛇丸の襟首を持ってずるずる引っ張る
夏「いい?」
 臥蛇丸の顔にぐいっと顔を近づける夏海
臥「な、なんだい……?」
夏「私はお父上の遺書で、皆の面倒を見るように頼まれているの」
臥「め、めんどうって……w」
 僕は1ヶ月年上なのに……、と思う
夏「のの香もめそめそして、アンタは腑抜けになって……、もう、父上が亡くなったくらいで何よ!」
 ぎっと歯を食いしばった顔に、うっすらと涙が見えた
臥「夏海……」
夏「さぁ、早く準備して、鬼退治に行くわよ!」
臥「あ、ああ、分かった」
 どうしてだか、素直に頷く臥蛇丸
 肩をいからせながら廊下を歩いていく夏海を、そのまま見送る
臥「そうだよな……」
 顔を叩く
臥「僕は……、俺は、皆の兄なんだからな」
 夏海の気持ちを無駄にしないためにも、臥蛇丸は出陣の支度を急ぐことにした

<出陣>

の「支度できましたぁ~」
夏「お、のの香、もう良いの?」
の「あ、うん、色々と……もう大丈夫w」
 力なく微笑む
夏「そっか、弓を乱して私に当てたりしないでよ」
 べし、とのの香の頭にチョップする
 うぅと額を押さえて後退するのの香
の「じゃあなるべくお兄ちゃんの方を向いて撃つことにするぅ」
夏「それならおっけ」
 何がおっけなんだ!、臥蛇丸は心で叫ぶ
 それよりも、ひとつだけ納得出来なかった
臥「あの、夏海」
夏「うんー?」
臥「どうして部隊の隊長が、夏海なんだ……?」
夏「え?w」
 素で聞き返す夏海
臥「いや、そんな意外そうな顔されても、だってここは普通は俺が……」
夏「お父上の遺言よ、遺言!
臥「そ、そうなのか……?」
夏「ええ、夏海が一番可愛かったから、夏海のしたいことをさせよ、って」
臥「(絶対ありえない」
 とは思うものの、あの父親だからもしかしたら、とも頭をよぎってしまう臥蛇丸だった
の「やっぱり、パパはなっちゃんを一番可愛いと思ってたのかぁ~w」
 すっごい素直に信じ込む
夏「フフン(゚ー゚*)」
臥「(何だか俺は、一生この妹には勝てない気がする……」
 臥蛇丸が遠い目をして、もたもたしていると、
 もう遠くにいって、こちらに手を振ってくる夏海
夏「はーやーくー(゚ー゚*)」
臥「……はいはいw」
 
夏「やっぱり、これ言わないと雰囲気出ないわよね」
臥「これ……?」
 息を吸って、駆け出す夏海
夏「壬生川家、突撃ぃぃぃぃぃぃぃいぃ(゚ー゚*)!
の「そんなところまで似せなくてもっw」
 父がつけていた壬生川家最凶ののぼりは、父親の亡骸と一緒に火葬して良かった、と臥蛇丸は思った
 
<相翼院>

 ひたすらに走り続けて、一気に院まで駆け抜ける三人
 天女の小宮に入るまで、合計で200近い体力を消費していた

夏「ぜぇ、ぜぇ……着いたわね……w」
臥「お父様のような無茶だな!w」
の「つ、疲れたぁ~……w」
 泉源氏の術で、とりあえず全員全回復する
夏「さ、本番はこっからよ!」
臥「お、おー!」
の「がんばろぉ~」
 
 相変わらず燃え髪大将の軍は強い強い
 一方的に健康度が(臥蛇丸だけ極度に)減ってゆく
 
 というわけで、一ヶ月がむしゃらに戦い抜き、
 一人大怪我をしたものの(臥蛇丸だけ健康度20)全員ご無事に戻る事ができた

臥「お父様の亡くなった翌月に、俺も逝くところだった……」
 看病をしてくれた妹たちは、手ぬぐいを冷やしながら、
夏「お父上も、寂しがっているのかもね」
の「臥蛇やーぃ、こっちこーぃ、なんて~w」
 生死の境をさまよった臥蛇丸としては、笑い事ではなかった
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by RuLushi | 2005-07-20 00:54