ルル師のRPプレイ日記=俺の屍を越えてゆけ編(PSP版)=
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近代ゲームの語り部です。 PSソフト"俺屍"ブログ、リセット禁止でやってました。11/11/24より、PSP版俺屍プレイ日記始めました。今度は5年もかからなければいいな、と思います。
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1018年 10月

 勢いよく、父の部屋の襖を開く
臥「お父様、今月から僕も戦えます!
 勇んで鉢巻まで締めた臥蛇丸の前、パチッ、というのん気な音が聞こえてきた
臥「お父様……?」
 玄輝の正面に夏海が座している、ふたりはどうやら囲碁をしているようだ
玄「おー、お前ももうそんな年か」
 パチと玄輝が指し、間髪居れずに夏海が返す
臥「え、ええ、ですから!」
玄「おっし、それじゃ一ヶ月待って、来月から出陣だ。夏もののも戦えるようになるしな……って、どうした臥蛇」
 玄輝の横目、床に崩れ落ちる臥蛇丸
臥「い、いえ……何でもありません」
 パチ、とようやく玄輝が指したが、再び夏海が即打ちをする
玄「む、むぅ……」
夏「お父上、意外と弱いのね……w」
玄「バカな! こっから世紀の大逆転イン壬生川家だ!」
 2ヶ月の娘に良いようにあしらわれる玄輝
 父がうなりながら打った手も、すぐに夏海に見切られて勝敗は決したようだ
玄「いやー参った、どうやら夏は戦術の才能があるんだろうナァ」
 額を叩いて悔しがる
夏「そうなのかなぁ、自分では良く分からないんだけど……」
玄「うむ、俺があっという間に負けるなんて、それが証拠だ!
夏「アテにならなっ」
 そう言って、さっさと碁石をしまってしまう玄輝
玄「よしそれじゃ、俺は飯の後でののを訓練するから、臥蛇は夏を指導してくれな」
臥「え、えええ
夏「えーーーー
 同時に声が上がった
玄「ん、どうした? 臥蛇のが一個年上だろう? 薙刀相手だからこそ、結構な訓練になると思うぞ?」
夏「お、お父上、囲碁の続きしよう! して!
玄「いやだから俺はののを」
夏「うー」
 口を尖らせる夏海と、その隣で諦めムードを漂わせる臥蛇丸であった


 庭に出て、夏海とふたりっきり
 なぜだか、すごく空気が冷たかった
夏「……」
 素振りをする夏海の隣で、身を切るような寒さに凍える
臥「……(おかしい、まだ10月だというのに……」
夏「……」
 あまりの緊張に、思わずいらぬ言葉をかける臥蛇丸
臥「……ええと、脇が、甘い、ですよ?」
 何故か敬語の臥蛇丸
夏「……ああ、こう?」
臥「……え、あ、はい」
臥「(な、何て息が詰まる訓練なんだ……!
 顔には出さず涙する臥蛇丸であった

 
 一方、玄輝のお部屋ではのの香が術を覚えるために、読み書きの勉強をしていた
の「いろはにほへと~
玄「うむ、早くのの香も一人前にならないとな」
の「のの香頑張るをわかよ~
 混ざってる混ざってる
玄「ふぅむ、のの香は弓も達者だが、それ以上に術の才があるのかもしれないな」
の「新しい術を覚えるのって大好きぃ」
 にっこりと言う
の「何だか、術をいっぱい覚えていると頭良く見られそうだからぁ」
玄「間違っちゃいないが!w」
 3人の子供の中で、一番おっとりのんびりとしている末の娘を眺める
玄「(でもまぁ、楽天的なトコは、我が家にとっては一番良い才能かもナ」
の「あさきゆめみし、ゑひもせすん~
 浅き夢見し、酔ひもせず
 夏海の戦術とのの香の術技、そのどちらもとても頼もしく思える
 この調子なら次回は初陣に参れそうだ、と、玄輝は子供たちの成長を、まるでいっぱしの父親のように感動していた
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by RuLushi | 2005-07-12 00:53